シェリー(Jerez)

歴史は?

シェリー酒はスペインではへレス(Jerez)と呼ばれています。これはシャンパン地方の気泡ワインが”シャンパン”と呼ばれているように
産地のJerez de la Fronteraの名前から来ておりイスラム教徒の支配の時代に、彼らはこの地方を”Scherisch”と呼んでいたのが
Sherryの語源のようですね。 de la Flonteraというのは「国境の」良いう意味で、南スペインには de  la Fronteraと言う語尾を持つ
町が沢山有りますが、これもイスラム教徒とキリスト教徒との国境の町だったことから来ているようです。

この地は”航海の民”フェニキア人が造り、葡萄の木とぶどう酒も彼が持ってきたとされています。一説に依ればローマ時代シーザーは
へレスの町に別荘を持っており、その当時からここでワインが造られていたと言う記録が有るそうです。

イスラム教徒は711年にこの地を占領し約600年間その支配下におかれます。ご承知のようにコーランでは飲酒を禁じておりますが、
アラブの王様達はぶどう酒を”瓶詰めの太陽”と呼び、”太陽はぶどう酒から出てくる”と言いながら嗜んだのだそうです。我々の周りにも
こんな人たちが沢山居そうですね(^^)

14世紀にはもうイギリスには知られており、大航海時代の幕開けと共に急速にヨーロッパ中の宮廷で愛好されるように成ったのだそうです。
シェリー酒の独特の作り方も船乗り達が、運送中に葡萄酒がすぐ変質してしまうのに悩み、ブランデーを混ぜたことから始まったなんて話し
も有りますが、 このことからも、シェリー酒はイギリス人によって国際的に知られるようになったようですね。


Jerez de la Frontera
(アンダルシア観光局提供)

現在のへレスはシェリーだけでなく、王立乗馬学校やフラメンコ博物館、サーキット、フラミンゴ等野生動物の生態が楽しめるヨーロッパで
最大級の湿地自然公園であるDonyanaとも隣接していて、幅広い娯楽が楽しめる観光地としても急速に発展しているようです。

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