Spainfan

へレスの三角地帯

シェリー酒の産地としてのへレスは主に3つの地帯に別けられます。第1は勿論中心都市としてのJerez de la Flonteraで、それに漁港と
して知られているPuerto de la Santa Maria 、又Manzanillaの名で珍重されているシェリーの産地Sanlu'car de Barrumedaです。

他のワインとの違いは?

材料の葡萄の木は主にPalominoと言う白葡萄が使われ全作付けの70%を占めているそうです。南スペインの暑い気候で育てられる為に、
他地方に比べ当分の比率が高く甘みの強い葡萄が取れ、更に数日日向に干します。これによって非常に糖分の濃い原液(mosto)が出来
上がります。

足踏み(La Pisa)の後、樫の木(robleamericano)で作られた樽(Criaderas)に入れ 3ヶ月間放置します。それから新しい樽に移し替えますが、
この時に原液の将来を決める選別が専門のワインきき(Catador)によって行われます。

通常のワインの原液は2〜7日間位換気の良い発酵樽(現代は殆どジュラルミン製)で急激に発酵させてから、樫樽に詰め空気に触れないよう
に密封させて熟成するのですが、シェリーの場合は、樽にいれた後も栓をしないで、また満杯にせず3分の2位しか原液をいれず空気に当たる
部分を多くするので、表面に白いカビが生えます。これをワインに花(Flor)が咲くと言います。通常のワインではこのFlorは厳禁なのですが、
シェリーの場合は、寧ろこのFlorのお陰で独特のピリッとした風味が生まれます。このFlorが多い場合はドライのワインが出来、所謂Finoとなり、
少ない物はより熟成が必要なのでOlorosoに成ることでしょう。

ソレラ方式(Solera)

シェリーはブレンドのワインと呼んでも差し支えないと思いますが、その特色は熟成期間の違う原液を混ぜる所に有ります。樽を3〜4段に重ね
て一番上に若い原液、中段に中位のもの一番下に古い原液を入れて、商品とし瓶詰めするのは勿論一番下の物です。これも一度に全部は取り
出さず残しておき、減った分を真ん中の樽から抜いて混ぜます。今度は中段が減りますから、上の樽から同じ要領で足す訳です。この事によって
いつも変わらず古い風味のワインが永遠に限りなく造り出せる訳です。この方法をソレラ方式と呼んでいます。

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