Spainfan
モタ城

メデイーナ・デル・カンポ(Medina del Campo)

 現在人口2万の穀物等の農業を主体としたこの都市は、中世には家畜や羊毛の市場として栄えて
おりました。

町の外れにはフォンセカ家が造ったモタ城が有り、ここにイサベル女王と娘のファーナが住んでいた
ことで知られています。 ファーナは住んでいたというよりは一室に幽閉されていたのですが、その
部屋は現在も保存されて居ます。 また、この城自体が後世には牢獄として使われたそうです。

フアーナの母、イサベルはカトリック女王と呼ばれるほど熱心な信者で、グラナダを陥落してイスラ
ム教徒の800年間にわたる支配に終止符を打ちスペインをキリスト教王国として統一しただけでは
なく、重臣の反対を押しきりコロンブスの後押しをしたことによって、新大陸発見の大事業を成し遂
げて、後には「スペイン に日の沈むことはない」と豪語する程の植民大帝国を作り上げた程の偉大な
女王様ですが、彼女は1504年、この町のマヨール広場の片隅に有る小さな家で息を引き取ります。

夫のカトリック王フェルナンドは、妻の生前の願いをかなえる目的で、グラナダのアルハンブラ宮殿敷
地内のサン・フランシスコ修道院(現在国営ホテルのパラドールに成っている)に1516年に彼女の
屍を移しますが、さらに1521年には王室礼拝堂にフェルナンドと共に葬られます。