Spainfan

ペドラサ(Pedraza de la Sierra)

ゴヴィァから35kmのこの小さな村は最近スペイン版デイスカバー・ジャパンで有名になり、週末になるとマドリードから訪れる家族連れで
賑わうように成ってきましたが、平日の人気の少ない時に来れば、まだまだ中世の要塞村そのままです。

スペインの他の村の例に洩れず小高い丘の上に有って、其の周りは城壁で囲まれていて村の一番奥の突き出た所に城主の館としての城
(現在画家ignacio Zuloagaの個人美術館)が有りますが、寧ろ村全体が一つの城塞と言えるでしょう。周辺は切り立った崖で唯一入り口が
なだらかな坂になっていて頑丈な城門が有るので、この村を落すのは容易ではなかったでしょう。


マヨール広場の建物(クリックで拡大)

城門をくぐるとそこに中世の町が現れます。石を積み上げた家の入り口には貴族である証明の紋章が嵌め込んであります。狭い道を
進んで行くと突然広場に成りますが、これがこの村のマヨール広場(Plaza Mayor)です。スペインの町には必ずと行っても良いくらい
このマヨール広場と呼ばれる四方を建物で囲まれた広場が有って、旧市街の中心に成っていますが、昔はここで、騎士の決闘、
公開の処刑、闘牛などが行われたのだそうです。古い小さな教会と村役場がこの広場の一角を占めて、他方はレストラン、バルに
なっていますが、今にも崩れ落ちそうなアラブ瓦の屋根やベランダを支えるドーリア様式の大理石の柱はかっての権力者の建物で
あったことを示しています。


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