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サンタ・マリア・デ・リポール正門

サンタ・マリア・デ・リポール(Santa Maria de Ripol)

リポールの町は標高680mのピレネー山麓のテル川に依って刻まれた谷間に有り、イスラム教徒から再征服してまだ間も無い880年には、すでにここに修道院が造られたのだそうです。その後10世紀半ば過ぎに拡張され、現在の建物は1032年にオリーバ修道院長に依って完成されたものです。

 

ここで特筆されるのはバシリカの正門に刻まれた12世紀の彫刻群でしょう。

祝福のキリスト

中央上部には祝福するキリストが置かれ、その両側には2人の天使が従い更に両脇と下側に福音書を書いた4人の聖人達のシンボルであるライオン(聖マルコMarco)、天使(聖マタイMateo)、牛(聖ルカLucas)鷲(聖ヨハネJuan)が居て、その周りを黙示録に現れる24名の長老達が取り囲んで居ります。

アベールを殺すカイン

アーチの上段は貝殻で飾られ中段は聖ペテロ(Pedro)の生涯と殉教の場面が描かれ下段はカインと(Cain)アベール(Abel)の物語が刻まれています。アーチを支える内側の柱には1月から12月までの労働の図があり当時の生活が忍ばれ興味深い物です。聖ペテロと聖パブロが仁王様のように門の両側を守り外側の柱には黄道12宮が表わされています。その周辺はモーゼ、ソロモン王等旧約聖書の物語が描かれて居ります。

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