Spainfan

テルエル(Teruel)

カテドラル

現在人口31.000人のこの町は、北と南、又内陸と地中海沿岸との交通の要所となっている為、ローマ時代から、又、イスラム教徒と
キリスト教徒との戦い、又近代のスペイン市民戦争の激戦場と成って来ました。

1171年アルフォンソII世によってキリスト教徒の手に陥落しましたが、その後も多くのアラブ人達は残ってこの町の発展に尽くした為に
ムデハル文化(キリスト教徒の支配下で造られたアラブ文化)の首都として栄え、1492年イザべラ女王(イサベル)によってグラナダが陥
落し、キリスト教王国としてスペインが統一後もその特権が認められて最後の回教寺院が閉められたのも、異端審問の最盛期だった1502
年のことでした。

この町でまず目に入るのは色鮮やかな緑と青のタイルで飾られた煉瓦造りの5つの塔でしょう。
特に12世紀に造られたサン・サルバドール寺院、サン・マルテイン寺院はムデハル建築の傑作とされ、バルセローナの建築家アントニオ・
ガウデイも大きな影響を受けたそうです。このようなキリスト教会でさえ、アラブ人建築家の協力なしでは居られなかったのでしょう。
今でこそ、キリスト教文明は世界の先端技術を誇って居りますが、当時はイスラム王国の方が遥かに先進国だったようです。

アルバラシン
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