Spain Fan |
原産地名称
日本が沖縄から北海道まで千差万別の気候風土が有るのと同じようにこの国も大きな気候条件の差が有って、
その為一口にスペイン・ワインと言ってもその土地の特徴を生かした種々のワインが有ります。各地別に品質を
維持向上させる為に下記のような品質管理審議会が設けられております。
Alella バルセローナの北に有り、赤よりも白が多い。(10-12度)
Alicante 濃厚色な赤が特徴。ローゼも産しどちらもアルコール濃度が高い(12.5-16度)
Almansa 前者に隣接したAlbacete県産。やはり度数の高い赤が主。(12度)
Ampurdan 地中海よりのピレネー産。赤が主だが白もローゼも産す。(11.5-14度)
Campo de Borja Zaragozaの代表的なワインで濃紅色の赤に特徴が有る。
Carinena Goyaの生地に近いZaragoza県産。香りが強くルビー色,高度数。(12-15度)
Condado de Huelva 大西洋岸のシェリー酒の産地と隣接。軽い高品質の白。
Jerez(Sherry) 国際的にもっとも知られた高アルコール度のワイン。ドライ(Seco)と甘口(Dulce)が
有る。(15.5-20度) *シェリーに関しては別項を設けます。
Jumilla-Yecla Murcia,Albacete県産。濃紅色のアルコール度の高い赤と、フルーテイな白。
Malaga 非常に甘い度数の高い赤。ポート・ワインに似てる。
La Mancha ドンキホ−テの地。黄色がかった白と,クラレテ(clarete色の薄い赤)(11−13度)
Mentrida トレド県産。度数が高く高雅有る赤。
Montilla−Moriles コルドバ県産。”コルドバのシェリー”のとうり、ほぼシェリー酒と同じ。
Navarra エブロ河上流の巡礼路。地形が入り組んでる為、多種に渡りローゼが定評有る。
Penedes 地中海岸TaragonaよりのCatalunyaでもっとも重要な産地。白、特にCavaで有名
赤は比較的に軽い(10.5ー12度)
Priorato Taragona内陸部。濃紅色で非常にこくが有り高度数。Ranciosの名で知られる。
Ribeiro GaliciaのOrense県産。軽い白は海鮮料理に最高。cuncasと呼ばれを日本杯を
思わせる白い陶器の器で飲む。赤はフル−テーで飲んだ後色が器に付く。
Ribera de Duero 前述したように香、こく、色共に最高級の熟成ワインが取れる。
Rioja スペインのレストランでこのワインを置いていない所は無いことでしょう。
Ebro 河沿いにAlta,Baja, Alavesaと主に3地区に別れる。ボルドー風の製造
方式でスペインのワインの標準的な役割を果たしている。
Rueda Valladridの西、Duero河下流の比較的高アルコールの白が定評。
Tarragona TarragonaとFalsetに二分される。白が定評有る。
Utiel−Requena ValenciaとCuencaの境の地区で濃い色の赤(11−12度)
Valdeorras Ribeiraと同じOrense県産。さわやかな白とフルーテイーな赤。
Valdepenas 軽いクラレテ(色の薄い赤)と白。渋味が強く大衆的。
Valencia Alto Turia,Clariano,Valentinoの主に3地区に別れる。白がさわやか。